街で見かけることが多いサコッシュ。
もともと自転車レースで補給物資を入れるための紐付き小型バッグで、利便性の高さから広く利用されるようになりました。
自作サコッシュでオリジナルバッグデビューしませんか。作成方法をご紹介します。
オリジナルサコッシュバッグを自作する方法
シンプルさが最大の魅力であるサコッシュは、構造がシンプルなので、オリジナルバッグ作成の入門に最適です。
人気の自作サコッシュの作り方動画を集めました。
基本のシンプルタイプ
【用意するもの/必要なもの】
・布(表地・裏地)
・スナップボタン
【作り方/作成手順】
1.布幅を利用して肩掛け紐を作る。
2.バッグ本体を作る。表地と裏地2枚を中表に重ねて輪状に縫い合わせる。
3.返し口を残して縫い合わせる。
4.返し口より表に返す。
5.返し口を縫い綴じる。
6.裏地を内側に折り込んで袋状に整える。
7.肩掛け紐を縫い付ける。
8.内側にスナップを付ける。
【作成時のポイント/注意点】
縫う前に線を引くとまっすぐ縫いやすくなります。
出し口がファスナーで、肩紐の長さが調整できるタイプ
【用意するもの/必要なもの】
・布(表地・裏地)2枚
・接着芯
・ファスナー
・アクリルテープ
・移動カン
・ナスカン
・Dカン
【作り方/作成手順】
1.表地に接着芯を貼る。
2.ファスナーを縫い付ける。
3.ファスナーを中心に、表地、裏地が中表になるように広げる。
4.アクリルテープを短くカットし、Dカンを通したタブを2組作る。
5.表地内側のファスナー下2センチにタブを仮止めする。
6.裏地の底に返し口を作り、タブを固定してから周りを縫う。返し口より表に返す。
7.アクリルテープにナスカンと移動カンを通して肩紐を作る。端を2度折りして縫い止める。
【作成時のポイント/注意点】
表地と裏地の布の種類が違うと、ミシンの通り方が変化します。
100円均一の手ぬぐい2枚で作る多段ファスナーポケットタイプ
【用意するもの/必要なもの】
・手ぬぐい2枚
・ファスナー
【作り方/作成手順】
1.手ぬぐい2枚の短辺を幅24センチにカットする。
2.残り布を小さく2枚カットして、タブを2個作る。
3.残り布を幅8センチにして縦に縫い合わせ、1本の長い紐にする。端を処理して肩紐にする。
4.表面下から1.6センチに線を引き、ファスナーを付ける。
5.ファスナーを境に布を山折りする。裏返してミシン目に沿って縫い、表に押さえミシンをかける。
6.裏返して、下から1.5センチで谷折り。表にファスナーを縫い合わせる。
7.ファスナーから3.5センチ上に線を引き、2段目のファスナーを付ける。
8.2段目ポケットを折る前に、2枚目の手ぬぐいを縫い合わせる。
9.裏にして谷折り、表にして2段目のファスナーを縫い合わせる。
10.2段目のファスナー位置に、タブを仮止めする。
11.2段目のファスナーから3.5センチ上で山折り。
12.折った布の端を1段目ポケット底に揃えて谷折り、出し口に揃えて山折り。
13.底の余分な布をカットする。広げて中表に合わせ、底に返し口を残して周りを縫う。
14.返し口から表に返す。
15.タブに肩紐を通す。
【作成時のポイント/注意点】
肩紐は、生地の内側を左・上・右の順に折りたたんでから半分に折るときれいにできます。
ラミネート加工したタイプ
【用意するもの/必要なもの】
・布(表地・裏地)3枚
・両面接着芯
・ビニールテーブルクロス
・クッキングシート
・ファスナー2本
・Dカン(1.8ミリ幅)
・肩掛け紐
【作り方/作成手順】
1.布を切る。
2.クッキングシートに、表地と接着芯を挟んでアイロンをかける。
3.接着芯の上に布と同じ大きさのビニールテーブルクロスを重ね、クッキングシートに挟んで、アイロン接着する。
4.小さな布を2枚、細く折りたたんでDカンを取り付け、タブにする。
5.ファスナーを縫い付けた外ポケットを作る。本体表側に重ねて、ファスナーの後に周りを縫う。
6.本体裏側にファスナーを縫い付ける。
7.本体のラミネート面を中表に重ねる。裏返して、裏地を中表に重ねた後、出し口のファスナーを縫い合わせる。
8.ファスナーを中心に、表地、裏地を中表にして広げる。返し口を残して周囲を縫う。
【作成時のポイント/注意点】
ラミネート加工が剥がれてしまった時は、丸めたタオルを内側に詰めて、クッキングシートの上から再度アイロンをかけましょう。
かぎ針編みで作るタイプ
【用意するもの/必要なもの】
・毛糸2色
・かぎ針(7号)
・Dカン
・肩掛け紐
【作り方/作成手順】
1.くさり編みを70目作る。(2つ折りにして20センチ程度)
2.こま編みを70目入れる。
3.4段ごとに色を変える。糸を切らないまま36段まで編む。
4.半分に折り、両端を縫い綴じる。
5.出し口にこま編みをする。Dカンを2つ編み込む。
6.出し口に飾りボタンと、留め紐を付ける。
【作成時のポイント/注意点】
はじめのくさり編みが基本の高さになります。段を増やすと横幅が広くなります。
手作りサコッシュバッグのデザインアイデア
サコッシュでオリジナルバッグを作成するイメージは掴めましたか?
ここからは、インスタグラムに投稿された、素敵な自作サコッシュバッグをご紹介します。
ライブグッズをリメイクしたサコッシュ
アーティストのツアーグッズ「トートバッグ」をリメイクしたものです。
小さなこだわりが伝わります。
アーティスト名が目立つ位置に配置されていて、使うのが楽しくなりますね。
前面のポケットが仕切り付きで実用度も高そうです。
トールペイントをしたサコッシュ
シンプルなサコッシュにペイントすると、世界でひとつのオリジナルバッグになります。
スポーティーなサコッシュと、暖かいトールペイントフラワーが合わさり、ブランドタグが絶妙にデザインに組み込まれていて、新鮮な印象があります。
刺繍サコッシュ
ポケットの中で、鳥獣戯画のカエルとウサギの相撲を「V・ファーレン長崎」のマスコットキャラクター「ヴィヴィくん」が観戦している夢のコラボレーションが刺繍で表現されています。
カーキー色の布地に合せたカエルとウサギの色使いがおしゃれです。
ラタン柄の布を使ったダブルポケット付きのサコッシュ
ラタン柄の布と、前ポケットの鳥と木の柄の布が調和しています。
ちらりと見える茶色ドット柄の裏地も可愛いです。
ファスナー付前ポケットの手前にファスナーがないポケットがあり、頻繁に出し入れするものを入れるのに便利です。
模様編みのサコッシュ
作り方動画で紹介した LiLi nana*さんの編み方を参考に作られた、可愛い模様編みサコッシュです。
お花モチーフが飾られた甘いデザインの中に、出し口の白いラインがスポーティーな印象を加えていて素敵です。
サコッシュを作ってみよう!
自作サコッシュを作成してオリジナルバッグデビューするイメージは固まりましたか?
サコッシュはシンプルなバッグだからこそ、布をラミネート加工してみたり、編み物で作ってみたり、使い手が自由な発想で個性を表現できることがわかりました。
その自由さが、元の用途を越えて日常へ広がっていったように感じます。
これからどんなサコッシュを作ろうかわくわくしますね。
web上にイラスト・写真・ロゴなどの画像をアップロードして配置したりスタンプ・テキストを入れるだけで簡単に作成できるので、デザインが苦手な方でも簡単作成!
個人利用はもちろん、プレゼントや記念品、チームグッズ、ノベルティ、同人グッズ、物販・販売用としても多くの方にご利用いただいております。
バッグラボであなただけのオリジナルバッグを作成しませんか?